routine 開発までの道のり その②

フルオーダーほどの豪華さはなくても、コンパクトで特別な空間を実現しよう。

2023年から開発がスタート。その年の夏に東京の展示会でリサーチを兼ねて発表に至りました。

特に悩んだのはサイズでしょうか。routineのバスは、防水パンのサイズを限定することで価格が抑えられます。展示会では、嬉しい反応とともに厳しいご意見もいただき再検討。まずは一般的なモジュールの住宅リフォームに対応できる1616、1618、1620の3つからスタートすることになりました。

洗面化粧台もボウルや扉の色柄のバリエーションを吟味し、洗面化粧台がリビングや寝室などバスルームから飛び出しちゃっても気分が上がりそうなものを意識してラインナップを構成しています。

もしや自邸で検討できる日が来るのではないだろうか。バスルームに予算をかけてみるのもアリだなと思うようになったのは開発中。つい最近のことです。

ちょうどそのタイミングで中古住宅を購入しリフォームをすることになりました。

壁、床のタイルはrevigresタイル。600角です。洗い場は鏡などのアクセサリーが一切なしのシンプル仕様。(窓から自然が見えたら最高ですね。)

洗面化粧台にはroutineオリジナルボウルを採用。にょきっと飛び出したボウルに家族がひとこと。「これ、掃除しやすい!」そ、それは意図していなかった・・・。

大抵のリフォームはスケルトンでない限りバスルームの広さはこのくらいです。新築であれば色々おもしろいことができそうですね。

つかい始めて自分でも驚いたのは、生活リズムが変わった点です。バスルームにいる時間が以前と比べて長くなりました。透明ガラスドアなので、洗面側の電気だけつけても明るさはとれるため、たまに湯船に浸かって薄暗い中でリラックスしている時もあります。

例えば、リモートで在宅時間が増える中でオンオフの切り替えが難しくなった方もいるのではないでしょうか。私も以前は、明日の段取りばかり考えていましたが、今は視覚的にも切り替えができているように感じます。

自邸を通して癒されポイントを見つけましたが、これは少し研究が必要なので、いつかroutineにも実装します。

扉を開ける瞬間から嬉しいような、そんな空間を皆様にご提供できればと思います。

自分の好みからつくり出すバスルーム

色々振り返る中思い出しましたが、そういえば、私はTOTO通信の浦一也さんの連載「旅のバスルーム」が大好きでした。家業が設備屋だったため刊行されるたびに届くTOTOのPR誌。手描きスケッチが素敵すぎるのです。中学生の頃から25年ほど見ていたと思います。(あの冊子って業者さんだけに届くものなのでしょうか!?また見たいな。)

世界のどこかにあるホテルの水廻りにときめいていたあの頃。まさか時を経てバスルームの開発に携わることになるとは!

今は、SNSで簡単に海外の事例を検索できる時代になり、お客様からイメージ写真やイラストを見せていただいたり。あれもいいな。これも素敵と、楽しい打合せができています。

住まう人の価値観を反映したプランニングこそがKOBE STYLEらしさ。今はやっとベースができたような感じです。まだまだroutineは進化します。

これからご検討されるお客様にも、バスルームの夢が広がるroutineであってほしいと願っております。


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